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第3話 后候補バトルロワイヤル勃発!?③

last update publish date: 2026-08-05 17:30:35
 ―――異世界・アルカディア王国―――

 レオンは広間に向かう廊下を歩きながら、昨夜の「特訓」を思い返していた。

(相手の立場で考える、か)

 カヤ――あの謎の声の主は、夜遅くまで付き合ってくれた。

「リディアには『遠路はるばる』を強調して」

「セレスには『あなたの存在が心強い』と伝えて」

「カリナには『頼りにしている』を強調して言うこと」

 何度も何度も、声に出し練習させられた。

 正直、最初は「こんなことに意味があるのか」と思った。

 だが彼女の言葉には、「もしかして物事が変わるんじゃないか?」という不思議な説得力があった。

 何よりも、過去と同じミスで自分の立場が再び今世でも危うくなるのは絶対に避けたい。

(あの者に従うのは癪だが……ここまできたらやるしかない)

 広間の扉が開く。

 昨日と同じ光景で、三人の后候補が再び並んでいた。

 だが今日は違う。

 レオンは深呼吸をして、玉座の前に立つ。

(まず、立って迎える。それがカヤの最初のアドバイスだ)

「お待たせした」

 レオンは、まっすぐに三人を見据えた。

「昨日は……不躾な態度を取った。申し訳ない」

(――え?)

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